高尾山スミカ
国定公園内ケーブルカー駅舎に併設する売店施設を耐震改修と合わせてリニューアル

photo by masao nishikawa

「ベストシーズンは、春夏秋冬」とうたう高尾山。登山者数が年間300万人と世界一を誇り、2007年にはミシュランガイドで三つ星の観光地に認定されています。これまで1600種類もの植物が確認されており、イギリス全土で自生する植物の種類と同等の自然の宝庫と名が高い山です。
売店では、烏天狗の顔の形をかたどった「天狗焼き」や「高尾山チーズタルト」が人気商品です。また、施設2階のカフェレストラン「SUMIKA TABLE」では、カレーやこだわりのコーヒー「高尾山ブレンド」をお楽しみいただけます。

課題

長らく「香住(かすみ)」として天狗焼きやそば処として賑わってきた本施設。旧耐震物件のため、耐震性能の向上と合わせ、現代のニーズに合わせた空間づくりをご相談いただきました。
しかし、1981年に既存施設に増築された既存建物には検査済証が無い状況でした。また、土地は林野庁から借り受け、敷地は「明治の森高尾国定公園」の特別地区に該当しています。自然公園法、鳥獣保護管理法、土砂災害防止法等の法令が関わることでの、事前説明や申請等密な調整が必要となりました。
その他にも、本施設が山の中腹にあることでの資材搬入工夫等非常に難易度の高い条件が揃ったプロジェクトでした。

提案・解決方法

リビタは、リノベーション計画全体のプロジェクトマネジメントを担当。
国定公園内での新築はできないため、鉄骨造による既存骨組みを残し、耐震補強を行いながら仕上げおよび設備の大部分を更新。耐震改修や大規模な模様替の上で検査済証を取得するよう、耐震設計、設計監理、施工管理の各パートナー会社と連携し、推進しました。これまで各店舗が別々に開かれる形式だったものを、内部ですべてつながる形とし、まるで登山をするように各店舗を行き来できるように計画。
また、長手側のファサードをすべて引戸とすることで、建物外部と内部をつなげて一体的に利用できるようになりました。これまで親しまれてきた余韻を引き継ぎ、天狗を含む幾千の生き物が棲む処(=すみか)『高尾山スミカ』としてリニューアルしました。

photo by masao nishikawa

「ベストシーズンは、春夏秋冬」とうたう高尾山。登山者数が年間300万人と世界一を誇り、2007年にはミシュランガイドで三つ星の観光地に認定されています。これまで1600種類もの植物が確認されており、イギリス全土で自生する植物の種類と同等の自然の宝庫と名が高い山です。
売店では、烏天狗の顔の形をかたどった「天狗焼き」や「高尾山チーズタルト」が人気商品です。また、施設2階のカフェレストラン「SUMIKA TABLE」では、カレーやこだわりのコーヒー「高尾山ブレンド」をお楽しみいただけます。

物件概要
高尾山スミカ
  • 物件

    高尾山スミカ

  • 物件所在地

    東京都八王子市高尾町2182

  • アクセス

    高尾登山ケーブル「高尾山」駅徒歩1分

  • 区画面積

    敷地面積:1,635.75㎡ 延床面積:357.45㎡

  • 築年月

    1978年建設、1981年増築

  • 従前用途

    店舗・事務所

  • リノベーション後用途

    店舗・事務所

  • リノベーション年月

    2018年3月

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