世田谷の家
築30年の戸建てを耐震等級3・ゼロエネルギー住宅(ZEH)へ改修

『世田谷の家』の室内空間は、前面道路からのアプローチ経て繋がる土間を家の中央に設けています。この土間を中心に両側に部屋が展開し、突き当りにはカフェのようなベンチを設えることで、家の中にストリートを引き込んだような空間となっています。土間は吹抜けを介して2階とも繋がり、2階はこの吹き抜けによりダイニングとリビングがゆるく分けられて、窓は近隣の緑を切り取るように配置しています。数字によって裏付けされた性能だけでなく、設計の細かな操作によって家本来の楽しさや心地よさも兼ね備えた住宅として再生させました。

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課題

日本の戸建てストックはその9割以上が国の耐震基準に達していないと言われています。また、現在日本で定められている断熱に関する基準は、建築主への努力義務規定にとどまっています。そのため、日本の住宅においては、省エネ性能はもちろん、住み手にとって重要な断熱性能が、多くの先進国と比較してかなり劣っているといわれており、一年間に浴室でヒートショックにより亡くなる人数は、交通事故で亡くなる人数の4倍にもなります。『世田谷の家』では、築30年を経た建物固有の課題解決だけでなく、これからの住まいのあるべき姿の一つの形として、広く普及することを目指して提案したプロジェクトです。

提案・解決方法

『世田谷の家』は、サッシメーカーであるYKK AP株式会社とリビタのリノベーション実証プロジェクトです。
以下の性能向上改修のポイントに加え、家本来の楽しさや心地よさを兼ね備えたリノベーション計画を立案しました。
■『世田谷の家』改修ポイント
・ エネルギーパスにより、エネルギー消費を見える化
・ 断熱改修:住宅の断熱性能値(UA値)が改修前の約三分の一に(改修前1.53⇒改修後0.46)
・ 耐震改修:耐震等級3(上部構造評定Iw値1.5)の確保(改修前0.42⇒改修後1.53)
・ ZEH改修:オール電化、太陽光発電設置、第1種換気システム、その他省エネ設備設置
・ 防火改修:現行法のレベル確保、外壁・屋根張り替え、窓交換
・ 間取り変更:暮らし方の変化への可変性を提案、居心地につながるデザイン性
・ 住設交換、内装新設、インフラ入れ替え
・ 地盤保証、瑕疵保険付保、リノベーション協議会『R5住宅』取得
・ 劣化診断・修繕

『世田谷の家』の室内空間は、前面道路からのアプローチ経て繋がる土間を家の中央に設けています。この土間を中心に両側に部屋が展開し、突き当りにはカフェのようなベンチを設えることで、家の中にストリートを引き込んだような空間となっています。土間は吹抜けを介して2階とも繋がり、2階はこの吹き抜けによりダイニングとリビングがゆるく分けられて、窓は近隣の緑を切り取るように配置しています。数字によって裏付けされた性能だけでなく、設計の細かな操作によって家本来の楽しさや心地よさも兼ね備えた住宅として再生させました。

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物件概要
世田谷の家
  • 物件

    世田谷の家

  • 物件所在地

    東京都世田谷区

  • アクセス

    -

  • 区画面積

    敷地面積:126.82㎡ 延床面積:144.38㎡

  • 築年月

    1987年1月

  • 従前用途

    住宅

  • リノベーション後用途

    住宅

  • リノベーション年月

    2017年7月

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